病院で治療を受けることで病気を治せる

髄膜腫とは

髄膜腫とは、脳を包む髄膜に発生する腫瘍です。脳腫瘍のなかで最も発生頻度が高いですがほとんどが良性の腫瘍です。発生原因は不明ですが、女性が男性の2倍の発生率となっており、女性特有のホルモンに由来すると考えられています。近年増加傾向にあるといわれていますが、これはCTやMRIの普及に伴い、脳ドックなどで症状のない髄膜腫が偶然発見されることが増えたためです。悪性腫瘍となるのは全体の2%程度とされ、半数以上の例では髄膜腫が大きくなることもなく、他の部位へ転移もないので無症状の場合は経過観察となる場合が多くなります。骨髄腫は非常に大きくならないと症状が出ないことが多く、症状は発生個所の脳の機能によって様々です。視神経のそばですと目に何らかの異常が出るため、早期に発見される場合が増えます。

髄膜腫はCTやMRIの検査で発見できます。特にCTでは骨に肥大がみられる特有の症状が確認できます。治療に関しても、数年後も大きさに変化がなく、また症状も見られないといった事例が高齢者を中心に多く見られます。しかしながら、髄膜腫の周囲の脳が腫れる脳浮腫を起こしていることがあり、この場合は手術により摘出する場合があります。また摘出してしまえば完全に治りますし、直接脳にメスを入れることはないので後遺症の可能性もありません。抗がん剤などの薬は効果がありませんので、摘出手術ができない場所では定位放射線治療が用いられます。また、視神経を圧迫して症状が出ている場合は、定位放射線治療のほうがより視力が守られ、安全であるといわれています。